以前ある半導体メーカーで数千万円もするというCMSを使ってサイトの更新作業を行っていたことがありました。
そのときはまだCMSという言葉も今ほど広まっておらず、僕自身も始めての経験でした。
そのとき思ったのは「Dreamweaverで作業したほうがぜんぜん楽だ」ということです。
Dreamweaverとはホームページを作成するソフトのことです。
何故そう思ったかというと、結局CMSとはいっても、ページを作成するのにHTMLの知識が必要で、さらにそのCMSでしか使えない特別なタグを別に覚えなくてはならず、しかも自由度がかなり低いという点ででした。
HTMLを駆使すれば自由度をあげることもできるのですが、結局それは社内の規定であまり奨められていないため、同じようなつまらないページの量産という形にになっていました。
実際そのサイトはページ数が3千ページ以上ととんでもなかったので、その点から言えばそのCMSは更新システムというよりは、ページ管理のシステムとして優秀だったといえます。
最近のCMSといえば専らMovableTypeやWordPressといった、もともとはブログとして使われることを目的としたプログラムが使われますが、むしろ数千万円のシステムより、自由度が高く簡単にページを作れると思います。
ページの規模が100ページ未満なら、高価なCMSを購入するより安価なブログ型CMSをお勧めします。